The Californian Ideology

http://www.alamut.com/subj/ideologies/pessimism/califIdeo_I.html

いまさらながら英文で再読してみた。
このテキストについては、以下の論文で簡潔な要約がされている：

http://www.kt.rim.or.jp/~igeta/gr99/ko/04.html

アゴラと市場の相互依存／相互補完が、仮想階級と（新たな）奴隷制をつくる。
この認識は、×××2.0とかで騒がれてる今日においてもいまだ通用すると思う。というか、ITバブルの時期に市場の方にふれすぎた振り子が、アゴラというかヒッピーというか、そっちの方に今度はふれているわけだが、しかし、振り子の中心にある両者の相互依存／相互補完は変わっていない。
「ウェブ進化論」の言ってることって、カリフォルニアンイデオロギー再び、にすぎない。
（この本で面白かったのは、Googleはコンピュータメーカーだって指摘。それにひきかえ、某データセンター屋さんなんてブランドものの機器を揃えてるだけだもんなあ。）