『初めてのアジャイル』読了。

Wikiを使って仕様やドキュメントをまとめるのはよくやるのだが、図をホワイトボードに描いて、それをデジカメで撮影するのは、今度やってみようと思った。もちろんここでいう図は、概念設計とか戦術を決める段階でのアイデアをまとめるための図を想定している。そうした図は手書きの方がたしかに良い。

ウォーターフォールは納期を守ることを優先する。そのため、納期から逆算して、それぞれの工程の完了目標を設定する。後戻りはできないので、後工程になるほどリスクが高くなる。
なぜ納期優先なのか? 理由の一つとして、プロジェクトの予算が人月ベースで算出されるから、と考えられる。
これに対して、アジャイルでは短いイテレーションの連続としてプロジェクトを進める。となると、各イテレーションの目標や課題設定が、プロジェクト全体においてどのような段階に位置づけられるのかを把握し、目標納期との調整を行うやり方も重要になるはずだ。
変化に対応できる柔軟性というのは、不確実性のリスクを最小限に抑えるということでもある。では、プロジェクト全体の予算はどのように算出したらいいのだろうか。