吉祥寺で大学のときの知人たちと忘年会。十年〜十五年ぶりに再会した知人たちではあるが、四十過ぎのおっさんなんだから、もうちょっと大人な飲み方ができないと恥ずかしいぜ、まったく。
大人な飲み方というのは、いわゆる社交ってことなのだが、相手と適度な距離を取りつつ会話するってのが基本マナーなわけで、相変わらずナルシスくんしているFにしても、相変わらず自分がみえていないKにしても、どうにもぬるい生き方をしてきたのだろうなと思うのであった。オレ様でワシイズムのやつとオレ様だけどボクイズムのやつがいたとして、まだ前者の方が好感もてる。
そういう私は根が正直なものだから、ついつい真実を口にしてしまう説教おやじになってしまうのだな。まあ、昔話しかできない顔ぶれだと、どうしてもベタな呑み会になってしまうわなあ。