図書館で鉄道史の本を探す。『民鉄経営の歴史と文化 東日本編』(古今書院)には、総説に6つの時代(1895年、1920年、1940年、1955年、1970年、1990年)ごとの首都圏の鉄道網の図があり、なにやら脳のシナプス回路の生成過程をみてるようだ。

この本と、あと大岡昇平『成城だより』をずっと読みなおしたく思っていたのだが、なにせ講談社学芸文庫の上下2冊は価格がべらぼうなので買わずにいたのだが、単行本3冊を図書館から借りてくる。まあ、これを読み直しながら80年代を振り返ってみたいということなのだが。学芸文庫での加藤典洋の解説文は
http://homepage3.nifty.com/seijyou/starthp/subpage17.html
で読める。作家(にかぎらず)の日記などを読んだりすることはほとんどないのだけど、まあ、たしかに、これと武田百合子の『富士日記』は、いい本だと思う。