細胞周期の制御

「キャンベル生物学」の第2部まで読了。いよいよ遺伝学に。
ソンダクの「隠喩としての病」は、結核と癌という、それぞれ時代を代表するシンボルとしての病について、それがどのような社会、文化的イデオロギーのシンボルとして機能しているのかを読解する試みだった。
結核、癌、そしてエイズ結核は感染であり外部に原因が求められるのに対して、癌はむしろ内部の機能がうまく働かなくなることに原因がある。エイズになると、感染であるのだが、それが内部の免疫の仕組みの一部を組み替えてしまうことで、自己と非自己を誤認識させてしまう。
新型インフルエンザになると、結核以前のペストの時代にまた回帰した感じだ。